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【万博】2002.10.01-10.07の動き

●瀬戸市が8月25日、博覧会協会と共同し、JR東京駅八重洲中央口で行った観光PRイベントにあわせ、アンケートを行った。
 回答者は913人。せともの祭りを知っている人は57%であったが、万博を知っている人は、わずか38%にすぎなかった。

●県と友好提携を結んでいるオーストラリア・ビクトリア州議会の代表団が9月30日、県議会の寺西学議長、立松誠信副議長を表敬し、「州としては、愛知万博に参加したいと思っている」と述べ、今後、政府に働き掛けていくことを約束した。訪れたのは、ブルース・チェンバレン上院議長、アレックス・アンドリアノポロス下院議長ら8人。
寺西議長は「2005年には、中部国際空港が開港し、愛知万博が開かれる。豪州の万博への参加を期待している」とあいさつ。チェンバレン上院議長らは「州議会は、万博への協力態勢をつくっており、州としては参加に前向きだ。万博は愛知が世界に向けアピールするいい機会なので、期待している」と述べた。一行はこの後、神田真秋知事を表敬するとともに、万博の主会場となる愛知青少年公園などを視察した。

●「21世紀の"ちから"」(仮題)を総合理念に、愛知万博へ名古屋などの7社が協力して出展する「中日新聞プロデュース『共同館』」(仮称)の組織委員会が1日、発足した。
参加企業は中日新聞社のほか、シヤチハタ(本社・名古屋市)、積水ハウス(大阪市)、日本ガイシ(名古屋市)、ブラザー工業(同)、中部日本放送(同)、東海テレビ放送(同)の各社。パビリオンは愛知県長久手町の愛知青少年公園会場内の民間ゾーンに建設する。敷地面積は約3000平方メートル、建物の延べ床面積は約2000平方メートル。総合理念のもと、各企業の"ものづくり"を世界に発信する、世界との交流を実現する、地元市民が参加意識を持つことができる、といったコンセプトで、各社が独創的な展示や運営を目指す。
1日、名古屋市内のホテルで開かれた組織委の設立会は関係者12人が出席。名誉会長にブラザー工業の安井義博社長、会長に中日新聞社の白井文吾社長を選んだほか副会長六人、委員などの体制や規約を決めた。組織委は今後、年2回の割合で開催する。また、組織委の下に置かれた実行委員会、専門部会が具体的な出展内容や運営計画を詰める予定。副会長は次の各氏。舟橋紳吉郎シヤチハタ社長、和田勇積水ハウス社長、松下雋日本ガイシ社長、横山健一中部日本放送社長、石黒大山東海テレビ放送社長、俣木盾夫電通社長。
同博覧会協会の坂本春生事務総長は「愛・地球博を共に盛り上げていくことを期待している」とのコメントを発表した。

●愛知万博を主催する博覧会協会の借入金に関する文書が、一部非開示とされたのは不当として、名古屋市民オンブズマンが経済産業省中部経済産業局長を相手に、非開示決定を取り消すよう求めた訴訟の控訴審判決が2日、名古屋高裁であった。福田皓一裁判長は「大部分が公開され権利利益の侵害状態が解消された。訴えの利益が消滅した」と述べ訴えを却下した。

●県と県観光協会は3日から6日まで、大阪市天王寺区の近鉄上本町駅地上コンコースで、「心を癒す愛知・体験の旅」の名称で観光展を開く。
展示、案内、イベント催事のコーナーでは、県内の施設や観光スポットなどの紹介、三州瓦、小原和紙の材料の展示。特産品、名産品をプレゼントするクイズ、ゲームを行ったり、瓦の楽器「セラモフォン」の演奏なども行われる。この観光展は毎年秋に大阪市内の繁華街で開かれているが、今回は特にイベントステージで県国際博推進局が「知ってる?愛・地球博」のタイトルで、2005年に開かれる愛知万博を、キャラクターシールやバッジをプレゼントしてその魅力をPRする。

●愛知万博会場周辺にすむオオタカの保護策を研究者や専門家が考える調査検討会が3日、名古屋市内で開かれ、青少年公園会場を餌場とするオオタカのつがいのため、会場近くの森3か所をかわりの餌場として手入れすることが決まった。
同調査会によると、人為的にオオタカの餌場をつくるのは全国でも初めての試み。手入れは、オオタカがハトやカラスなど餌となる鳥をとらえやすいように、オオタカの飛ぶルートを森の中に確保するのが目的。博覧会協会は来月半ばから12月半ばまで、3か所の計約14ヘクタールで下草刈りや間伐を行う。一方、パビリオンのデザインは、青少年公園会場、海上会場とも、オオタカが衝突しないよう、全面鏡張りなど反射しやすい素材はなるべく避けるべきだとする意見も出た。

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