HOME > 資料集 > 空港問題特集 >

<<バックナンバーのインデックスへ

【02.10.23】漁業補償疑惑解明を

八田参院議員が決算委員会で追及

2002年10月23日 「しんぶん赤旗」

八田参院議員

 日本共産党の八田ひろ子議員は、16日の参院決算委員会で中部国際空港関連の前島埋め立てにあたっての業業補償費に重大な疑惑が浮かび上がっている問題を取り上げ徹底解明を求めました。

 愛知県常滑市が91年に市の埋め立て事業による漁業補償に3億円を上乗せするという密約を二つの漁協と交わしましたが実行してきませんでした。そこで、99年になって愛知県が中部国際空港の漁業補償のなかに不正に潜り込ませ肩代わりしたというものです。

 県企業庁は、県議会において「国の補償基準にのっとり適正に行われた」と答弁したと報道されています。一方で常滑市長は「漁協側から確約書、密約に対する要望が強かった。県にこの解決が必要と申し上げた」と臨時市議会協議会で述べており、密約の存在を認めています。

 八田議員の徹底解明の要求に扇国土交通相は「事情は聞いているが、直接関係のない事業であるのでコメントするのはおかしい、あってはならないことである。中部国政空港が汚名を着せられた」とのべるにとどまりました。

▲ このページの先頭にもどる