【02.10.16】漁業補償上積み疑惑
常滑市は真相公表を
国際空港を考える市民フォーラム開催
2002年10月16日 「しんぶん赤旗」
愛知県常滑市の「空港を考える市民の会」と日本共産党知多地区委員会は12日、同市鬼崎公民館で、中部国際空港を考える市民フォーラム・パート2を開き、30人が参加しました。
日本共産党の佐々木志津江市議が、空港建設にかかわる漁業補償で、常滑市の要請を受け、県が払う必要のない3億円を上積みしたとされる疑惑について報告しました。
そのなかで佐々木市議は、市側が「漁協側は(県)企業庁に、残っている問題が解決しないと(空港建設の漁業補償の)テーブルにつくことは難しいと難色を示した」と認め、石橋誠晃市長が「県にこの解決が必要だと申し上げた」と答弁したと報告。さらに市長は「漁協側から確認書の廃棄の申し出があった。理由は聞いていない。日時は不明」とものべ、確約書が空港の漁業補償妥結後に漁協側から廃棄の申し出があったが、ことし6月に地検特捜部から関係書類提出の要請があったさい廃棄したのではないかとの質問には答えなかったと報告しました。
佐々木市議は、確約書廃棄について責任があり、全容を明らかにすべきだと語りました。
フォーラムでは山田明名市大教授が空港と地域開発のあり方について講演しました。