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【空港】2003.07.21-07.27の動き

●中部国際空港の空港建設事務所に隣接する見学館「セントレア館」(常滑市新開町)に8月1日、知多半島オリジナルの特産品や、空港や愛知万博の指定グッズなどを販売する売店がオープンする。売店は、来年秋ごろまでの期間限定で、常滑商工会議所が企画、運営する。店名は「間屋(あいだや)」。販売する知多産の商品は、常滑焼のぐい飲み(1000円)や湯飲み(1200百円)などで、「セントレア」のロゴ入りの空港グッズ、万博のマスコットキャラクター「モリゾー」「キッコロ」のぬいぐるみなども並ぶ。「障害者に優しい空港」というコンセプトに合わせ、ぐい飲みの包装には名古屋市南区の授産施設が作製したきんちゃくを使用。同市守山区の授産施設の木製飛行機や携帯ストラップ、タオルも売る。

 店名には、「空港と知多半島」「空港と万博」「建設から開港まで」の間を取り持つ、という意味を込めた。常滑の窯屋をイメージし、黒色の板壁や土管などを配置、懐かしさを感じてもらえる空間を演出する。

 空港建設の見学者は、月に約1万人。同会議所は「知多半島でモノづくりに挑戦する人たちの発信の場にし、空港や万博をPRする親善大使の役割も果たしたい」としている。

●中部国際空港の建設工事に携わる共同企業体(JV)事務所への郵便物配達をめぐり、地元の常滑郵便局が対応に苦慮している。各JVが下請け、孫請け会社を多く抱える中、あて先に個人名しか書かれていないなど、配達先が分からないケースが相次いでいるからだ。同郵便局は「作業員が郷里に残してきた家族からの手紙が多いだけに、何とか届けたいのだが…」と頭を悩ませている。

●神田知事は名古屋空港の滑走路などを国から買い取る問題で、「(県が提示する買収額は)他の用途に転用できないことや地価が下落していることなどから、当然かなり低いものになる」と述べた。

●県内の市民団体が24日、共同で県にさまざまな課題について要請活動をした。航空自衛隊小牧基地が配備先として有力視されている空中給油機に関し、神田真秋知事は「(配備が)内定したとは聞いていない」と明言を避けつつ、「(中部新空港開港後、名古屋空港の)軍事基地化を避ける努力をしていきたい」との姿勢を強調した。

●名古屋市は24、25の両日、国の2004年度予算編成に対する市の重点事項を各省庁に要望した。 要望は、警戒宣言発令時に発生する帰宅困難者対策をはじめとした地震防災対策の強化、中部国際空港・リニア中央新幹線の建設促進、名古屋圏の自動車専用道路網の整備促進、名古屋港の整備促進、環境施策の促進など12項目となっている。

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