【空港】2003.05.26-06.01の動き
●岐阜県関市にある中日本航空専門学校が新空港開港後、名古屋空港に移転を検討。現在のターミナルビルを学校用地として使用を計画。ビル所有会社に費用などに着いて打診中。
●平野空港社長は､面積１６�任硫瀛�ターミナルへ５０社以上が入居の意向と発表。名古屋空港の４倍で７月ビル着工、０５年１月完成予定。空港ビルの免税店は日本最大の売り場面積。
●名鉄は中部国際空港セントレアホテルを運営する新会社を設立、０５年１月に開業すると発表。資本金４億９千万円は全額名鉄出資、今夏着工、０４年１１月完成予定。１２階建て２２０室。
●新空港への名鉄常滑線高架化事業でバス代行運転をしている榎戸〜常滑駅間について、予定より３ヶ月早く１０月上旬にも鉄道運行再開の見込みが市議会で報告された。
●中部空港関連事業差し止め訴訟の原告団総会が、名古屋地裁判決後初めて開かれ、控訴審の勝利をめざし運動の強化などを決定。一審判決は環境悪化を理由に公費支出を止められるとしたことを評価、環境への影響を前面に、データを示す方針、空港島海域の調査も中間報告。
●関空会社の３月期決算は、イラク情勢や成田シフトの影響で、売上高が前期比５・２％減の１０５３億円にとどまり過去最低。経常損益は、有利子負債の借換えなどで前年１６９億円より減少したが１５５億円の赤字。
●春日井・小牧・豊山町の空港調査会は、今後の名古屋空港活用策について、コミューター航空・ビジネス航空ほか新しい市場開拓に向けて整備などの最終報告。今後、名古屋市内でシンポを開くなど広くＰＲ方針。
●空港会社は、新空港建設現場の「親子見学会」を７月〜９月まで週末に開催する。無料、抽選。
●空港開港を機会に、知多半島の農業を活性化させようと県・地元１０市町・農協・空港会社などが｢空港連携地位希望業活性化検討会議｣を設置。新鮮食材の空港提供、空港生ゴミの肥料化などを調査研究。
●空港会社は０５年の開港初年度売上目標を、初年度の旅客数１２００万人を前提に５００億円と設定。ただし、名古屋空港の旅客数は前年比６万人減で、１０５２万人と頭打ち傾向。
●新型肺炎ＳＡＲＳの影響で海外渡航者が大幅に減ったため、名古屋空港の国際線ターミナルの出店業者などは売上が半減して悲鳴。機内食業者は新空港島内に工場を新設移転するが、新空港への影響を懸念。
●空港会社によると、旅客ターミナルビルの工事進捗率は３４％、９月に上棟式を行い内装工事に入る。エプロン舗装は２４％、３４００メートルの滑走路の一部も舗装が終わった。貨物ターミナルビルは７月着工。
●名古屋空港を広域防災巨転化する構想について、鴻池防災担当相は空港周辺に救急医療を担う病院が必要との認識を示し、行政と医師会で検討してほしいと述べた。
