【空港】2003.03.04-03.10の動き
●愛知県議会は7日、一般質問を続け、2005年の愛知万博の開幕、中部国際空港の開港に向け、博覧会協会と空港会社が力を合わせて「愛知」のPRに努めていくことを県側が明らかにした。知名度不足が指摘される愛知万博と新空港について、森徳夫副知事は「博覧会協会と空港会社が連携してPRしていくと聞いている」と答弁。2大事業の運営主体が"スクラム"を組み、県や常滑市など地元自治体にも協力を募り、共同イベントなどを積極的に展開していく。
●株価が低迷する中、伊勢湾常滑沖で2005年の開港を目指す中部国際空港の事業会社、中部国際空港会社発行の政府保証債が人気を集めている。UFJ銀行は7日、全支店の窓口で個人向け販売を開始。悪天候の中、多くの購入希望者が訪れ、初日から好調な売れ行きを見せた。
同社の政府保証債(政保債)は1998年以降、毎年1回発行されており、本年度で5回目。利回りは0・8%で、今回の発行額は798億円と昨年度の3・5倍。株式投資に対する魅力が薄れる中、国債と同じ信用度がある政保債には根強い人気があり、担当者は「中部空港という地元銘柄であるのも地元の関心を呼び、完売は確実」と話している。