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【空港】2003.02.18-02.24の動き

●愛知県常滑市沖の中部国際空港の埋め立て工事がほぼ完了し、17日、関係者約100人が出席して現地で記念式典があった。埋め立ては、漁業補償交渉の難航から、計画より半年遅れで2000年8月始まったが、天候に恵まれて順調に進み、当初予定通りの工程に回復している。2005年春の開港を目指して、今後は滑走路やターミナルビルの建設が本格化する。

●2005年開港を目指して愛知県常滑市沖で建設が進む中部国際空港の利用者に照準を合わせ、愛知県が光を通す常滑焼の新商品開発に新年度から乗り出す。照明器具や置物などインテリア商品にも使えるような商品を生み出し、世界から集まる利用者の土産物にしてもらう。景気が低迷する地場産業の活性化にもつなげたい考え。

●中部国際空港開港後の名古屋空港の取り扱いについて検討していた愛知県は20日、国土交通省が買い取りを求めている滑走路などの着陸帯(110ヘクタール)をすべて購入する方針を固めた。今後、同省などと買い取り価格の最終的な協議を進める。 県が、すべての買い取りを固めたのは、「設置管理者としての権限を十分に発揮するためには、滑走路の所有権を取得する必要がある」と判断したことや、航空自衛隊が共用していることから同空港の基地化を懸念する地元2市1町の要望に配慮したものとみられる。 買い取り価格については、かつて、住宅地並みの「約600億円」との試算もあったが、県は1平方メートルあたり数千円、全体で数十億円規模に抑えたい考え。

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