【空港】2003.01.14-01.20の動き
●常滑市は、中部国際空港の対岸部(前島)など地域開発用地に企業誘致している県企業庁と連携を図り、企業立地を推進する担当を新設するなど、組織の一部改正を4月に実施する。空港に関連する企業誘致はこれまで、空港対策室が窓口となって企業庁に情報提供していた。しかし、改正後は、商工観光課の産業拠点団地担当を企業立地担当に名称を改め、企業誘致を積極的に支援していく。
●常滑市は、同市新開町の下水処理施設「常滑浄化センター」の排水を、隣接する中部国際空港対岸部の前島にできる公園緑地帯などの散水に再利用する計画を明らかにした。
浄化センターの処理水は現在、伊勢湾に流しているが、計画では浄化センターと前島の間を地下に埋設したパイプで結び、親水公園の緑地や道路の樹木などの散水に再利用する。人工河川などにも再利用できないか検討しているという。浄化センターの処理能力は日量3500立方メートル。現在、日量約800立方メートルを処理し、同じ量の排水が出る。空港開港に向けて増築中で、開港時の処理能力は日量1万500立方メートルとする計画だ。