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【03.03.05】県は福祉の補助金削減やめよ! 名古屋市は福祉給付金制度を守れ!

3月5日「しんぶん赤旗」

福祉後退に愛知県庁・名古屋市役所前で抗議の座り込み
日本共産党県議団、名古屋市議団が激励


 「障害者関係補助金削減はんたーい!」「名古屋市は福祉給付金制度を改悪するなー!」。寒風が吹き付ける中、愛知県庁前と、隣の名古屋市役所前で4日、2つの団体が福祉や医療施策の後退に反対し、座り込み行動をくりひろげました。

 県庁前が愛知県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会など障害者関係3団体で、250人が参加。市役所前が労組、市民団体などでつくる市民犠牲許すな連絡会の人たちで、120人が駆けつけました。この日から県、市議会とも新年度予算案を審議する代表質問が始まったのに合わせおこなったものです。

 県は財政危機を理由に4年前から福祉施策の補助金の15%カットを続けており、障害者団体の座り込みは、その撤回などを求めたものです。名古屋市中川区の障害者作業所職員の新谷真琴さん(45)は「作業所の蛍光灯は半分消し、冬はエアコンも使わず石油ストーブを使っている。不況で仲間の仕事の工賃も減っている。これ以上どう経費を削られるのか」と、厳しい施設運営の状況を訴えました。

 名古屋市は、高齢者の医療費を無料にしてきた福祉給付金制度の大改悪を織り込んだ予算案を提案しています。連絡会の人たちからは「けがをして病院に行ったら、肩や腰が痛いといってきているまわりのお年寄りの半分が福祉給付金のおかげで医療費が無料ということが分かった。制度が改悪されたらこのお年寄りたちはどうなるのか。市民の誇り、福祉給付金を守ろう」などの声があげられました。

 日本共産党県議団、同名古屋市議団も両行動を激励しました。

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