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【03.02.25】豊橋、三井造船の焼却炉疑惑究明へ−佐々木、河村衆議院議員招きシンポ「汚職構造にメスこそ、市民パワー発揮のとき」両氏が力説
2月25日「しんぶん赤旗」
三井造船が自社の焼却炉の受注のために多額の工作資金を流したという疑惑報道に関連し、同社の焼却炉を導入している愛知県豊橋市で22日、市民有志が、パネリストに日本共産党の佐々木憲昭、民主党の河村たかし両衆院議員を迎え、緊急市民集会・シンポジウム「公共事業受注に絡む口利き・裏工作を考える」を開きました。
同市では、同社のガス化溶融炉が昨年から操業を開始していますが、導入の決定をめぐり、突然とも言える同社製への機種変更が早川勝市長から持ち出されるなど、不明朗な経過が問題になっていました。こうしたなかNHKが、同社が受注のために3億6千万円の工作資金を代理店に払い、地元対策に使っていたと、昨年末に報道。このため、市民からは真相究明を求める声が噴出し、シンポは疑惑の解明をうやむやに終わらしてはならないと、奥宮芳子さん、鈴木みさ子さんら市民有志8氏が呼びかけ開いたものです。
会場のカリオンビルホールは150人の参加者で満員。市民の関心の高さを示しました。
佐々木氏は、公共事業を受注する企業からの政治献金禁止など、構造にメスを入れない限り問題は続くと指摘。真相解明のため、市民が粘り強く運動を進める重要性を訴えました。河村氏も、議会が動かないときには住民パワーしかないと語りました。
参加した市民からは「前市長は収賄で逮捕され、それに続く今回の事態。念のいった隠密行動があったのではないか」など、疑惑の根深さを指摘する声も出されました。
集会呼びかけ人側からは「市議会に調査特別委員会ができたが、どこまで追及できるのか不安。市民が注目していることを分かってもらうためにも28日の委員会傍聴にいこう」との報告も行われました。