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【03.02.21】県が新年度予算案発表−県債残高最高3兆5000億円、万博関連などに巨費
2月21日「しんぶん赤旗」
愛知県は20日、2003年度予算案を発表しました。
一般会計は2兆3677億1500万円で今年度当初比(以下、比較数値はいずれも今年度当初比)の0.3%の増。特別会計、企業会計を合わせた3会計合計は2兆7293億3000万円で、これも0.3%増となっています。
県税収入は9520億円で95%に落ち込み、一般会計の歳入に占める構成比は42.5%から40.2%へと後退し、この10年で最低になりました。
「第三次行革大綱」を打ち出し、財政再建を掲げる神田県政ですが、一般会計の県債(借金)は20.5%増の5347億3800万円を計上。県債残高は過去最高の3兆5790億円に達し、県民1人あたりの借金は51万3866円になります。
具体的施策では、住宅の耐震改修費補助などを新たに織り込んだ地震対策に451億3000万円(213.2%)を計上。食の安全のための「愛知県HACCP(ハサップ)認定制度」導入も新たに盛り込みました(670万円)。日本共産党県議団が昨年12月議会で要望した自閉症発達障害支援センターも実現します。
一方、愛知万博には、鉄道、道路など関連事業を合わせて466億円を投入。中部国際空港関連にも同じく539億円を計上しました。