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【03.02.11】介護保険減免、配食サービス・・大きな成果生んだ自治体キャラバン−名古屋で交流会
2月11日「しんぶん赤旗」
愛知県社会保障推進協議会(愛知県社保協)などでつくる2002年愛知自治体キャラバン実行委員会(徳田秋実行委員長)は8日、同キャラバンの成果や問題などをまとめる「要求と運動の交流集会」を名古屋市熱田区の労働会館で開きました。
キャラバンは昨年10月を中心に実施。医療、介護福祉の充実を求めて県内87市町村すべてと、県に要請行動を行いました。医療、介護、福祉施策の実施状況の調査も実施しています。
報告に立った加藤瑠美子事務局長は、要望に対する前進面として(1)介護保険の保険料単独減免が前年より4市町村増え16市町村になった。来年度から知多広域連合(東海市、大府市、知多市、東浦町)で実施予定。利用料の減免も8市町村増え、22市町村になった(2)配食サービス実施は、毎日12市町村、週6回3市町村、週5回21市町村になり、未実施は8町村だけになった(3)乳幼児医療費助成は大きく拡大し、県基準を上回って実施は68市町村になった。出産育児一時金の受領委任払い制度も14市町村から54市町村へと大幅に増加した(4)昨年10月からの高齢者の医療改悪に伴う償還払い(払い戻し)手続きについて、87市町村が何らかの簡素化を実施する――をあげました。
出席者からは「各市町村の施策をまとめたキャラバンの貴重なデーターが市側を動かし、予算、決算の論議でも参考になっている」という発言も出されました。
一方、名古屋市が福祉給付金制度(所得が一定の基準以下などのお年寄りについて、医療費の一部負担を助成し、無料にしている制度)を大改悪する動きが表面化している問題で怒りの声も相次ぎ、改悪反対の運動を強めようとの意見が出されました。