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【03.01.14】賃上げゼロおかしい トヨタ総行動 労働者励ます
2003年1月14日
トヨタ自動車に大企業としての社会的責任を果たさせ、春闘要求実現をめざす働く仲間を励ます「トヨタ総行動」が十三日、愛知県豊田市のトヨタ本社前や本社工場、高岡工場、堤工場の各門前などで繰り広げられました。(写真)
愛労連(愛知県労働組合総連合)、同西三河ブロック、国民大運動西三河実行委員会による実行委員会の主催。愛労連の榑松(くれまつ)佐一事務局長やトヨタ労働者などを含め、のべ二百余人が参加。日本共産党の大村よしのり豊田市議も参加しました。
本社前では、午前七時半から、「2年連続で1兆円のボロもうけ。それでも賃上げゼロ?」「これっておかしくないですか」と書いたビラを出勤してきた労働者に手渡しました。また、十六日告示の愛知県知事選で池住よしのり知事候補への支援を呼びかけました。
トヨタでは、奥田碩会長が昨年末、「来春もベアなし」を打ち出し、トヨタ労組執行部も七日、「ベア要求見送り」の方針を固めました。
「クラウン」の生産台数が大幅に減った元町工場のラインでは、昨年五月から「一直」になって平均六、七万円もの減収だといいます。
同工場で働く若月忠夫さん(55)は「六、七万といえば、マイホームのローンの返済月額だ。九日に労組の職場会が開かれたが、なぜベア無しか、その根拠についてまったく説明は無かった。手当が無くても十分暮らせる賃金が必要だ」といいます。