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【02.12.22】井桁氏本音隠し もともと万博推進派 戦争肯定教科書を擁護

2002年12月22日 「愛知民報」

  来年2月の県知事選に立候補する意思を明らかにしている井桁亮県議(33)=津島市選出、1人会派「未来連合」=は県下を遊説し、神田県政を批判しています。しかし同氏はもともと万博推進派、右翼的思想の持ち主であることがはっきりしています。県議会の同氏の発言を見ると――。

県民投票条例の制定に反対

 愛知万博については井桁氏は当初、住民投票の実施を知事選公約に掲げていましたが、「愛知万博開催の是非を問う県民投票条例案」が出された2000年6月県議会で、条例制定に反対した“実績”を持ちます。そのためか、最近では万博開催の是非については選挙戦で触れない方針に転換しました。

 2000年6月県議会本会議での発言 「愛知万博については、知事の意見書にありますように、さまざまな理由からこうした県民投票はすべきでないと思うのであります。その大きな理由の一つには、愛知万博が人材の育成や国際交流の活発化、環境技術などの新産業の創出や環境産業の活性化、そして社会基盤の整備などさまざまざまな効果をもたし、是非とも我が愛知県の将来のために実施しなければならないプロジェクトであり、この点は多くの県民の理解を得ていると考えられることであります」

いじめも教科書のせい

 井桁氏はこれまで本会議で5回質問に立ち、その多くを歴史教科書問題に費やしました。同氏は、県下で広く使われている東京書籍と大阪書籍を「反日教科書」と決めつけ、「新しい教科書をつくる会」による「戦争を肯定する教科書」にたいする中国の批判を「内政干渉」として、暗に採択を迫りました。

 2001年2月県議会本会議での発言 「最近の若者のマナー、道徳観の低下と欠如、親、祖父母への尊敬の念の低下、日本人としての自信と誇りの喪失、学級崩壊、いじめと恐喝、さらにそれを見て見ぬふりをする勇気のなさ、これらは公然と義務教育の現場で使用されている反日的歴史教科書とその教育によって生み出されたものであると私は考えます」

請願にたいする態度豹(ひょう)変

 井桁県議は知事選立候補の意思を表明したあとの12月県議会で「少人数学級」「就学前までの医療費無料化」をはじめ保育・学童保育、障害者福祉医療充実を求める請願などの請願の紹介議員となりました。これまで同県議が反対してきた請願ばかりです。その豹変ぶりには驚かされます。

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