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【02.12.21】合併押付ける「西尾私案」ノー 藤岡町議会が全会一致で意見書 町村の自己決定権尊重せよ

2002年12月21日 「しんぶん赤旗」

 愛知県・藤岡町議会は十八日、先に地方制度調査会小委員会に提出された「西尾私案」は、「町村の自己決定権を踏みにじり住民自治を否定するものであって、我々として到底受け容れることができない」とする意見書を全会一致で可決しました。

 「西尾私案」は、同調査会の西尾勝副会長が出したもので、国の押し付け合併推進の立場から、将来的には町村をなくす、合併指導に従わない自治体からは自治体としての業務を奪い、窓口業務だけにしてしまうなどの方針を示しています。

 同意見書では、「国は地方自治制度の検討に当たっては、町村の自己決定権及び住民自治を尊重し、町村自治の確立を前提とすること」などを求めています。

 同議会には、日本共産党議席はありません。

 県内では扶桑町議会が十七日に同様の意見書を可決しています。

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