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【02.12.13】自立支援施設の「愛知学園」 民営化は県の責任放棄 共産党が知事発言の撤回を要求

2002年12月13日 「しんぶん赤旗」

 愛知県の神田真秋知事が、先の議会で春日井市にある県立の児童自立支援施設「愛知学園」の民営化に言及した問題で、日本共産党の柳沢けさ美春日井市県政対策委員長と党春日井市議団(内田けん団長、四人)は十一日、民間委託化は県の責任を放棄するものだとして、知事に撤回を求める抗議・要求書を提出しました。

 柳沢氏とともに、きしの知子県議、木村えみ党名古屋市北区県政対策委員長(県議選同区候補)が知事公室に届けました。

 愛知学園では十月に、入所している四人の少年が職員を殺害する事件がおきました。柳沢さんらは「地元の人たちの思いからいっても、県がこれまでどおり責任を持って運営するべきだ」と県の対応を求めました。

きしの県議が県議会委で追及

 十一日開かれた県議会健康福祉委員会で、きしの県議はこの問題を取り上げ、県側を追及。民営化が子どもたちにとってよくはならないことを、同様な施設が民営化されたケースも示し、県の打ち出している「第三次行革大綱」にもないひどい仕打ちだと批判し、撤回を迫りました。

 神田知事は、四日の本会議で、「必ずしも公設公営でなければならないとは考えていない。法改正を国に求めていきたい」と、民間委託化を示唆する答弁をしています。

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