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【02.11.18】党東海ブロックが「伊勢湾を考えるシンポ」開催 環境破壊防ぐ対策早く
2002年11月18日 「しんぶん赤旗」
東海地方にとって重要な環境であり資源である伊勢湾を国民の立場から考えるシンポジウム「伊勢湾の現状と未来―国民の立場で考える―」が十七日、名古屋市で開かれました。日本共産党衆院議員東海ブロック事務所の主催。関係各県から五十人が参加しました。(写真)
佐々木憲昭衆院議員があいさつしました。環境問題にたいする日本共産党の政策的取り組みなどについて紹介し、「伊勢湾のこれまでの研究の成果や運動の到達点に立って今後を考えていきたい」とのべました。
前中央水産研究所・低次生産研究室長の松川康夫さんが、伊勢湾の地形や水の流れ方、水質や干潟の生態系・役割など、約一時間半にわたって基調講演しました。松川氏は環境破壊を未然に防ぐ対策の重要性を訴え、「予防原則を基本とする政府、自治体をつくるしかない」とのべました。
三重県阿児町議で真珠養殖業者の坂口洋さんは、赤潮の発生や感染症による真珠貝の大量死を報告し、「真珠の売上額が激減しており、真珠養殖の存続が危ぶまれている」と話しました。
鳥羽市の漁協関係者は、「山、川、海は一体だ」とのべ、山の荒廃を指摘。また、洪水時に海面を埋め尽くすような大量のごみ被害にたいする行政の支援を訴えました。