HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >
【02.10.25】名古屋・学童保育への助成もっと 実態に合う拡充求め指導員ら座り込み
2002年10月25日 「しんぶん赤旗」
名古屋市に対して、学童保育への助成金を実態に見合って拡充するよう求め、指導員で作る全日本建設交通一般労働組合愛知学童保育支部(山本隆夫委員長)は二十四日、同市との話し合いと市役所前での座り込みをしました。
座り込みには百人が参加しました。 (写真)
同支部は、助成対象の拡充について、現在の午後五時までを父母の勤務実態に合わせて延長すること、学校五日制にともない土曜日の午前中も対象にすること、三年生までの対象を四年生以上に広げることなどを要求しています。
同支部の尾崎幸弘書記次長は「国は一九九八年に学童保育を児童福祉法に位置付けてから予算を拡大してきています。それに比べれば名古屋市の対策が追いついていない」と話します。市は財政難を理由に市議会で採択された請願項目も未実施、来年度予算は福祉補助金などの二割カットを打ち出しています。
天白区の八事東学童保育所の指導員、平沢和志さん(39)は「学童の運営費に対して市の補助は五分の一。養育費がストップした母子家庭の保育料を免除したいが自助努力では限界だ。預けなければならない家庭がやめざるを得ない状況がある」と訴えていました。