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【02.10.22】愛知学園殺害事件 八田議員が職員増員と研修強化を要求
2002年10月22日 「しんぶん赤旗」
日本共産党の八田ひろ子議員は16日の参院決算委員会で、愛知県にある児童自立支援施設「愛知学園」で発生した、入所中学生による職員殺害・逃走事件に関連して質問しました。
八田氏は、国の職員配置基準(入所者5人に1人)のもとで、夜間に事実上一人一寮体制を強いられ、仮眠もほとんどとれず、拘束26時間半の苛酷な長時間労働だったことを指摘。一人ひとりの子どもたちに手厚い援助ができるように、緊急に職員増員を図るとともに、夜勤交替制勤務ができる体制が必要だと提案。同時に、専門性が求められる仕事の性質上、きちんとした研修を行うべきだと強調しました。
これにたいし、坂口力厚生労働相は、職員増員については「総合的によく検討したい」、研修については「さらに配慮したい」と答えました。
また、八田氏が法律で義務づけられた公教育が実施されていないこと、愛知学園内に児童相談所の一部である一時保護所が併設されている問題の是正を求めたのにたいし、坂口厚労相は、それぞれ、「遺憾である。適切に指導したい」と答弁しました。