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【02.10.11】自治体キャラバンスタート 県社保協、愛労連など県内87市町村を訪問へ

2002年10月11日 「しんぶん赤旗」

<写真>半田市側と話し合うキャラバンの一行

 「医療・介護・福祉の充実とくらしを守る自治体キャラバン」が十日から愛知県内で始まりました。県社保協、愛労連、自治労連県本部などによる実行委員会が取り組むもので、十七日まで五コースに分かれて、別途おこなう県、名古屋市を除き、県内八十七市町村をくまなく訪問し、要請をおこないます。

 訪問に先立ち、各市町村当局、議会には▽介護保険料を値上げしないでほしい▽六十八歳からの老人医療費助成制度を存続▽就学前まで医療費無料制度を実施▽国保の資格証明書発行は行わず、加入者すべてに正規の保険証を発行を――など、三十項目余の具体的な要望をあげた陳情書を提出しており、これをめぐって話し合いをします。

 ●介護保険料3割引上げ 半田市側が検討●

 このうち半田市には、十日午前、堀場英也県保険医協会名誉理事長、加藤瑠美子県社保協事務局長や、地元の民主商工会、年金者組合の人たちら十五人が訪ね、水野源次福祉部長ら担当者と話し合いました。一行は介護保険料の値上げをしないことや、国保資格証明書の発行が多い問題などについて、市側の対応をただしました。

 席上、市側は介護保険料について、現行月額二千七百四十五円を、約三割引き上げ、来年度から三千五百円前後への値上げを検討していることを明らかにしました。

 また、十月から始まった七十歳以上のお年寄りの医療費の自己負担限度額を超える高額医療費の償還払い(払い戻し)制について、申請は初回のみでよいように準備をしているとのべました。

 償還払い制は、お年寄りが毎回申請にいかなければならないことにもなり、大変な負担になるとして、県保険医協会などが各市町村に手続きの簡素化を求めているもです。九月には厚労省も、申請の負担軽減についての通知を、都道府県、政令市に出しています。


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