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【02.10.08】障害者の地域生活保障をと「会」結成
2002年10月8日 「しんぶん赤旗」
障害児の放課後や休日の生活をよりよくしていこうと、愛知県障害児の地域生活を保障する連絡会が六日、名古屋市内で結成されました。百人が参加しました。 (写真)
シンポジウムで、障害を持つ子どもの父母のネットワーク愛知(父母ネット)の田中弘美代表は、地域で友だちと遊ぶ日が一週間に一日もない障害児が68・6%にのぼり、親子でストレスをためてしまう実態を、調査をもとに紹介しました。名古屋市の障害児学童保育所や障害児を受け入れている学童保育所からは「毎日通うと月四万五千円、夏休みだと十万円かかる」「障害児が通う学童への市の助成金は障害児四人以上で、うちは対象外。指導員の手が回らず、トラブルへの対応が後追いになってしまう」などの発言が出されました。半田市で障害者の生活支援事業をするNPО(民間非営利団体)の代表は、支援費制度で公費を利用する工夫と課題について報告しました。
同連絡会には全国障害者問題研究会愛知支部、父母ネット、名古屋市学童保育連絡協議会など十六団体と個人が参加。浅野美子会長(父母ネット)は「障害児の地域生活についての情報と交流は遅れています。今後、学習と交流を進めていきたい」と話しました。