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【02.10.02】大型開発“聖域”やめよ 名古屋市議会で江上議員が予算編成を批判
2002年10月2日 「しんぶん赤旗」
九月二十七日の名古屋市議会本会議で、日本共産党は江上博之市議が議案外質問にに立ちました。
江上市議は、毎日ビル・トヨタビル跡に地上四十六階、JRツインタワーと同じ高さ二百四十五メートルの超高層ビルを建設するなど、名古屋駅前ですすめられている都市再生事業のあり方を批判。「居住者を追い出し、超高層ビルに人を集め、駅前のにぎわいをますますなくし、無味乾燥な街をつくるのではないか。地域住民を含め、市民と専門家が共同のテーブルで論議する制度をつくるべき」と主張しました。
トップダウン方式を打ち出した来年度予算編成方針について、福祉、医療などを切り捨て、愛知万博、中部国際空港などの大型開発は聖域にしていると指摘しました。
松原武久市長は「名古屋駅前は、広域的、国際的な商業、業務機能の集積を図る地域。文化、交流機能の導入でうるおいとにぎわいを追求すべきだ」「市民生活に何らかの影響を与える場合もあろう」と、市民への痛みを認めました。