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【02.10.04】全国初 小中全学年で30人以下学級 犬山市と八田参院議員が懇談 「学習、生活とも効果ある」

2002年10月4日 「しんぶん赤旗」

<写真>30人学級について話を聞く左から八田、きしの両氏ら=9月30日、犬山市

 日本共産党の八田ひろ子参院議員は九月三十日、全国で初めて二〇〇四年度から小中学校の全学年で三十人以下学級の実施を発表した愛知県犬山市を訪問し、市幹部と懇談しました。きしの知子県議、岡覚、山下一枝両市議が同席しました。

 市側は山澄俊明総務部長と加地健学校教育部長が出席。加地部長は「二年間の少人数授業の実践のなかで生活集団と学習集団を一致させて三十人学級にした方がよいとの結論を得た」と力説。「子どもの学習意欲が高まり、教師への信頼が増し、授業がわかることで生活が落ち着き、子ども同士が教え合う学習ができる」と強調しました。同時に学級編成に対する市町村の考えを県が尊重することや財政的な保障が課題と説明しました。教師が副読本を作り、自主的な授業研究会も行っていることも紹介されました。

 八田議員は「三十人学級に踏み出したことはよいことです。政府が教育費削減を狙って自治体独自の教員採用を打ち出していることは問題で、国が基準を改善し、財政にも責任を持つべきです」と話しました。


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