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【02.10.02】浜岡原発損傷の事実隠し 党愛知県委が中部電力に抗議 真相公表と安全策、増設中止を申入れ
2002年10月2日 「しんぶん赤旗」
<写真>抗議と申し入れをする(左から)大野氏、堀県議、八田参院議員=9月30日、名古屋市東区中部電力
中部電力が原子力発電所の機器損傷の事実を隠していた問題で、日本共産党愛知県委員会、同党県議団は九月三十日、中部電力本社に「浜岡原子力発電所の原発機器損傷隠しに関する抗議と申し入れ」をしました。
中部電力側は、「評価検討委員会が現地を調査し、十月中に中間報告を出したい。(原発は)基本的には安全」と説明しました。
愛知県委員会役員の大野宙光(ひろみつ)氏は、「国民は安心感を持っていない。原発は何があっても安全という考えを変えるべき」と指摘しました。
同席した日本共産党の八田ひろ子参院議員は「今回のことで地元の首長や住民の信頼を失っている」と指摘しました。同党の堀一県議は「第三者の検討委員会をつくるべきだ。電力会社が徹底的に情報を公表しなければならない」と話しました。
申し入れは、(1)浜岡原子力発電所の未発表のトラブル、事故を住民にあきらかにすること(2)東海地震に備え、老朽化した一、二号機は廃炉し、三、四号機は第三者の総点検を行い、廃炉を含めた安全対策をとること(3)原子炉の増設である、五号機の建設中止、です。