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【02.10.01】知恵と工夫で不況に負けぬ 中小業者がものづくり交流

2002年10月1日 「しんぶん赤旗」

<写真>開発した商品について意見をかわす参加者=9月29日、名古屋市

 知恵と工夫、意識改革で二十一世紀を生き抜く中小業者になろう――をテーマに、愛知県商工団体連合会(太田義郎会長)は二十九日、第十回愛知商工交流集会を名古屋市熱田区の労働会館で開きました。

 各地の民主商工会が参加する同会では、不況や仕事の海外移転、中小企業に冷たい政治などに負けておられないと、ものづくりネットワークづくりや、地域で会員の仕事をアピールする「得とくまつり」などにとりくんでおり、いっそうそれらの活動を発展させようと開いたもの。

 全体会で井内尚樹名城大学助教授が講演。建設、製造業、料理・飲食、公正取引ルール確立、小売・サービスの各分野ごとに、シンポや分科会をおこないました。このうち、製造業の人たちの「ものづくり、ネットワークづくりなどをアピールする分科会」では、名古屋市南部の三つの民主商工会の会員が協力して六月からスタートした、金属加工・設計のものづくりグループ「レッツ・エヌ」と、非金属の同「MOC」が活動を報告。レッツ・エヌのメンバーは「座して待っていても仕事はない、環境に役立つことはできないかと放置自転車に着目し、立体駐輪場の開発を始めた」と発言しました。

 MOCのメンバーは「メンバーの工場も見学し、みんな産業廃棄物処理で困っていることがわかった。畳の耳でつくった台敷の試作品をつくった。みんなの信頼関係をつくっていくことが大切だ」と発言しました。

 日本共産党のきしの知子県議も参加しました。


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