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【02.09.28】名古屋 「敬老パスを守れ」 年金者組合が市に抗議
2002年9月28日 「しんぶん赤旗」
「名古屋市はお年寄りの宝、敬老パスを守れー」。二十六日の昼休み、名古屋市役所に向かって、お年寄り七十人が抗議の声を響かせました。 (写真)
あいち年金者組合(全日本年金者組合愛知県本部。中川礼冶委員長)の人たちで、名古屋市が六十五歳から実施している敬老パスを見直す動きを強めていることから、市役所前で署名や宣伝をおこなったもの。
マイクを持った市内北区の望月弘子さん(69)は「私は民生委員をしており、敬老パスをお年寄りに届けています。大変に待ち望んでおられ、喜ばれます。これがあるから週一回の医者通いができますと心待ちにされているんです」と訴えました。「財政難というが、まず愛知万博や中部国際空港などのムダ遣いをやめるべき」と声を上げる人もいました。
訴えを聞いた西区の男性(65)は「実は二十日に敬老パスを初めてもらったばかり。楽しみにしていました。これをもらって、自分自身が活性化する気持ちになりました」と話していました。
敬老パスは、先に、市の諮問機関の行政評価委員会が、施策の見直し対象の「C」評価を出すなど、見直し(年齢の引き上げ、所得制限導入など)の動きが強まっています。同年金者組合では、署名運動をさらにすすめて世論を広げ、組合員の地元の市議らに働きかける活動などをしていく予定です。