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【02.09.20】愛知県議定数 共産党が「6増3減」案 格差是正、逆転現象を解消

2002年9月20日 「しんぶん赤旗」

 愛知県議会の議員定数等調査特別委員会が十七日開かれ、各会派が定数改正試案を出し合いました。日本共産党県議団は一票格差を是正、逆転現象を解消する案を出しました。

 各会派の案では南・北設楽郡の合区について一致、名古屋市千種区、南区(各定数三)の減員では意見が分かれました。

 党県議団の試案は、特例区の南・北設楽郡の廃止、豊田市・東加茂郡を四から六、豊橋市、岡崎市、江南市、海部郡を各一増、千種区、南区を各一減の「六増三減」で、人口の少ない選挙区より多い選挙区のほうが定数が少ない逆転現象を解消し、総定数を現行百七から百十にするものです。試案の根拠に、県人口が、四年前の定数改定時(一九九五年国勢調査)より今回(二〇〇〇年国勢調査)は十七万四千九百六十四人増加、愛知県の法定定数は百二十である、「行革」、リストラを理由にした定数削減に反対で不要不急の海外視察、政務調査費などを見直す、人口比例の原則で逆転現象をなくすことなどをあげています。

 千種区、南区の減員について、自民党と県政同志会の試案は検討中、民主クラブは賛成、公明党は見送りで、豊田市・東加茂郡を一増する案です。日本共産党以外の試案では、逆転現象が残り、特例区をのぞく一票格差も現行(新城市と江南市で二・七一倍)より拡大します。

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