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【02.09.11】設楽ダム計画やめよ 八田議員「環境への影響大きい」

2002年9月12日 「しんぶん赤旗」

 日本共産党の八田ひろ子議員は11日の参院決算委員会で、愛知県内の設楽(したら)ダム計画をとりあげ、ムダな公共事業の中止を要求しました。

 愛知県設楽町では国直轄の設楽ダム(ダム提高129メートル、総貯水量1億トン、建設費2千億円)が計画されています。

 多目的ダム建設にあたっては「基本計画」の作成が義務づけられていますが、設楽ダムについて国交省の鈴木藤一郎河川局長は「これから調査をする」と答えました。環境影響評価については「アセスの対象事業になる。今後、環境影響評価を実施する」と答え、建設費2千億円の積算内容については「ダムの規模を見込んで」のもので具体的積算ではないと述べました。

 八田氏が「水はもういらないとの申し出があったらダムはやめるのか」とただしたのにたいし、鈴木河川局長は「到底想定されない」とのべ、利水の見込みがなくなることを全く考慮していないことが明らかになりました。

 八田氏は、設楽ダム建設は環境への影響が絶大であり、中止すべきであると要求。治水、利水が必要というのなら霞提やため池も活用し、大型ダムでなく「緑のダム」といわれる森林の機能向上こそ求められていると主張しました。 

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