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【02.09.05】阿久比町 「住民こそ主人公」貫く――石川町長、町政発展へ決意
2002年9月8日 「しんぶん赤旗」
愛知県阿久比町の九月定例議会が五日、開会し、石川桂町長は、本会議で一般質問に答えるなかで、住民こそ主人公の町政のさらなる発展への決意をのべました。
七月に町長選(十一月二十六日告示、十二月一日投票)への出馬を表明した石川町長は「四年間、福祉、くらし、教育、あたり前のことをきちんとやる町政へ、日本一高い国保税の一人一万円の引き下げなどの公約を実行し、他にも数多くのことに取り組んだ」とのべました。
この四年間で、地区の防犯灯の町移管、宅老所設置、高齢者世帯への配食サービスや低所得者の介護保険料・利用料の引き下げ、六歳未満児入院費無料化、学童保育、公立保育園の長時間保育開始、地区公民館の町負担によるバリアフリー化、板山高根湿地の保全、水害による住宅かさ上げ支援など、新規事業に着手しました。
石川町長は「地区懇談会や町長への手紙制度を設け、常に住民本位になり得ているかを振り返ってきた。阿久比町政は確実に変わろうと踏み出した。三年かけて議会でも同意を得た第四次総合計画の方向(注)での町づくり、町全体が自然公園のような町、地域のために自分がなにかしたいと行動する人があふれ、やさしさを実感できる町づくりを進める」と答えました。
前回公約した知多半島で一番高い水道料金については、消費税5%相当分の値下げなどを上水道運営委員会に四回提案しましたが、合意に至らなかったと説明し、「水道料金が高いのは町民、議会も共通の認識と思う。町民福祉の向上のため、財源の大胆な改善など、考えられる方策を検討する」との考えを明らかにしました。
(注)(1)清潔、公正、住民こそ主人公(2)便利でほっとする町・阿久比の特色を生かす(3)みんなが元気の出るまちづくり