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【02.09.01】30人学級実現求め請願署名スタート スタート集会に200人

2002年9月3日 「しんぶん赤旗」

 名古屋市の教員が中心につくる「子どもと親が安心できる30人学級を求める会」(山田精文代表)は1日、少人数学級の実現を求める愛知県議会への請願署名運動を開始しました。同日午後、名古屋市中区で「スタート大集会」を開き、200人が参加しました。

 小中学校で市独自に少人数授業を導入した犬山市の教員は「授業編成を習熟度別にせず、教員の中にも教育効果に不安があったが、グループに分け、子ども同士が教え合い、『楽しくてよくわかる』と好評。人間関係の向上にも役立つ」と発言しました。

 30人学級を求める会は昨年11月に発足、これに先立つ2月には中心メンバーが少人数学級を求める県民の集いを開き運動してきました。昨年4月の市長選でも大きな争点になり、オール与党推薦の松原武久市長は小学校1年生の「30人学級」を試行実施、それまでの「必要ない」との姿勢を大転換するものでした。ことしから全校の小学校1年生に広げましたが、30人学級を実現する会では、人件費以外の予算がなく、年収200万円以下の時間講師を配置するなど不十分と評価。市町村での少人数学級実現のためには、県の学級編成基準の40人を変えていくことが不可欠として、12月県議会に向けて請願署名を取り組むことにしました。

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