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【02.08.10】巨大地震にどう備える 瀬古議員らパネリストに党南区委がシンポ
2002年8月13日 「しんぶん赤旗」
<写真>発言する瀬古議員(右から2人目)ら。右端は林県議。左から大井田、長沼の両氏=10日、名古屋市南区
東海地震の想定震源域が愛知県寄りに見直され、名古屋市が震度6弱以上の「地震防災対策強化地域」に指定されるなか、名古屋市の日本共産党南区委員会は10日、同区内で「地震体験車」による地震体験とシンポジウムを開きました。110人が参加しました。
シンポジウムでは名古屋大学地震火山観測研究センターの大井田徹氏、1級建築士の長沼利三氏、日本共産党の瀬古由起子衆院議員が発言しました。
大井田氏は東海地震とともに東南海・南海地震への備えも強調。長沼氏は耐震診断と補強工事の重要性について語りました。瀬古議員は「地震は防げないが震災は最小限にできる」とのべ、被害の予測と対策、被災者への公的支援の課題をあげました。
林信敏県議は「万博のために震災対策や福祉、暮らしを犠牲にしている」と県政を批判。村瀬たつじ市議は、市の施設の耐震診断が保育園や消防署の分野で不十分なまま終了したことや個人住宅の耐震診断への助成が重要になっていることを報告しました。
参加者からは終戦末期1944年の東南海地震の被災体験や病院での災害時の体制について発言がありました。
地震体験では阪神大震災や関東大震災を「体験」。参加者は「立とうと思っても立てない。怖かった」と話していました。