HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >
【02.08.09】名古屋環2道路 住民団体が国交省と交渉 環境目標守らなければ工事中断含め検討を
2002年8月11日 「しんぶん赤旗」
名古屋環状2号線による環境悪化に反対する「名古屋東南部環状2号線懇談会」(野原敏雄会長)は9日、国土交通省中部地方整備局と交渉しました。(写真)
野原会長、新谷義人事務局長、中川武夫中京大学教授、「名古屋環状2号線問題懇談会」の篠原正之事務局長らが参加。当局は渥美智康道路部ネットワーク担当課長、三宅豊地域・環境担当調整官らが出席しました。
日本共産党の瀬古由起子衆院議員、八田ひろ子参院議員、村瀬たつじ名古屋市議、柳田さえ子党緑区県政対策委員長が同席しました。
当局は1882年環境影響評価での2000年度大気汚染予測値(環境保全目標)の順守をあらためて表明しました。
しかし、供用している北部をはじめ未着工の東南部でもすでに目標値を超えています。
そこで住民側は、目標値を超えている北部の環境対策、今年度中に供用予定の東部(上社〜高針間)の環境予測の実施、目標値達成が約束できないままでの東南部で住民説明会の開催延期を強く求めました。
渥美課長らは「(目標値超過の)数値は事実として受けとめる」とのべ、東部の大気汚染予測を開始すると約束しました。
瀬古議員は「供用中の北部で目標値を超えていることを深刻な事態と受けとめて、工事中断を含めて検討すべきだ」と指摘しました。