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【02.08.08】とりもどそう青い空を 裁判勝利の碑除幕
2002年8月9日 「しんぶん赤旗」
<写真>除幕式がおこなわれた「名古屋あおぞら裁判」勝利記念モニュメント=8日、名古屋市熱田区・協立総合病院
工場排煙や排ガス汚染で国や企業の責任を追及した名古屋南部公害訴訟(あおぞら裁判)が和解して1年たった8日、たたかいを記念するモニュメントの除幕式が、名古屋市熱田区の協立総合病院で行われました。
同市港区で結成30年をむかえる「みなと公害患者と家族の会」(古川巌会長)が、解決金の一部で造りました。モニュメントは「とりもどそう青い空 ひきつごうきれいな地球」と書きこまれた石碑と、雲をイメージした船に腰掛けた男の子と女の子が青空を見上げた造形です。式典には約60人が参加し、同会結成後たたかい半ばで故人となった患者への黙とうをささげました。全国公害患者の会連合会や愛知県公害患者の会連合会の代表など、各界から決意がのべられました。
13年に及ぶあおぞら裁判をふりかえった古川会長は、「モニュメントを機に、地域住民とともに公害のない新しい街づくりをすすめたい」とあいさつしました。日本共産党を代表して瀬古由起子衆院議員が祝辞をのべました。