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【02.08.07】岡崎・国道1号で公害調査 交通量や騒音、振動、大気汚染 労組・住民団体など共同で

2002年8月9日 「しんぶん赤旗」

 

 

 

<写真>国道1号の自動車交通公害実態調査で車種別通過量を調べる人たち=7日、愛知県岡崎市矢作地区

 

 

 愛知県岡崎市の住宅地を突っ切る国道1号の自動車交通公害実態調査が7日午後2時から24時間、のべ180人が参加して同市の矢作地区でおこなわれました。

 調査は国一公対策労組連絡協議会と地元の岡崎国一公害対策協議会などの地元住民団体が岡崎市など行政と一体で実施。車種別交通量、信号無視車数、騒音、振動と大気汚染を測定しました。大気汚染はNO2を簡易測定器30個を沿道に設置し74時間測定しました。

 同調査は1977年の8月からほぼ2年に1回実施。今回で13回目。前回(2000年)調査では、自動車の24時間あたりの総交通量は5万2625台。午後10時から翌朝6時までの深夜の通過車両は1万1747台で、前前回(1998年)よりどちらも微増。

 矢作橋より東側の一部地域では、車道と住宅地とのあいだに緑地帯などの緩衝地帯が設けられ、一定の改善策が実現していますが、矢作地区では、まだ騒音、排ガス、振動など旧態依然です。

 岡崎国一公害対策協議会事務局長の清水徹さん(69)は「矢作橋の東側の八帖や田町地区では側道や緩衝緑地帯ができて大分よくなった。しかし、二重窓にするとかして防備することが必要で、まだ住宅地としてふさわしいとはいえない」と話していました。


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