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【02.07.29】瀬戸市、モナザイト保管で説明会 安全性に疑問
2002年8月2日 「しんぶん赤旗」
文部科学省が、昨年7月から同省内に保管していたトリウムなどの放射性物質を含んだ鉱石モナザイト約13トンを売却し、愛知県瀬戸市の「山口耐火工業」に、地元住民に事前連絡もなく搬送していた問題で29日夜、市は周辺住民を対象に住民説明会を開きました。
市環境経済部は、9日、16日、24日に、山口耐火工業の敷地11カ所、同耐火工業周辺12カ所、地域周辺9カ所の放射能測定した結果を発表。敷地内は、「法的な安全性が確認されいる」とし、他の測定位置も「自然界の放射線量と同程度の数値を示し問題ない」と説明しました。
安全性に納得できない住民からは、「保管状態はどうなっているのか」「モナザイトを加工して出るトリウムの飛散を防止してほしい」「事業主を呼んで説明をしてほしい」などの質問、要望が出されました。
耐火工業に搬入された13トンのモナザイトのうち、既に、半分は加工、出荷。現在、約6〜7トンが保管されいます。