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【02.07.06】犬山市 焼却炉はゴミ減量に逆行 処理施設建設反対住民が講演会
2002年7月8日 「しんぶん赤旗」
大型ごみ処理施設建設に反対する住民運動が広がる愛知県犬山市で6日、「自然とごみ処理問題を考える」講演会が開かれました。住民有志でつくる「新ごみ処理施設の田口洞地区設置に反対する会」の主催。約50人が参加、日本共産党の丹羽慎一郎、岡覚両市議も同席しました。
日本環境法律家連盟事務局長の籠橋隆明弁護士が講演。ごみ焼却から発生するダイオキシンや、埋めてから発生する有毒ガスの硫化水素の危険性を解説し、「行政は、ごみの野焼きや不法投棄で、住民が文句を言うと『証拠をとれ、写真を撮れ』という。行政が調査する時は、業者に事前に知らせてしまう」と行政の認識の甘さを指摘。「地域住民の反対運動で、ごみ問題は社会進歩してきた。それは、『地域エゴ』ではなく、民主主義の原則」と住民を励ましました。
江南市で産廃処分場を埋めてソフトボール場がつくられた経過やごみ減量がすすむ犬山市の現状報告、「焼却炉は、ごみ減量に逆行している」などの意見が出ました。