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【02.06.25】愛知で平和遺族会結成 “戦死者再びださぬ” 有事法制阻止へ運動推進

2002年6月27日 「しんぶん赤旗」

 

<写真>平和を願う遺族の思いを語りあった結成総会=25日、名古屋市

 

 

 平和を願い戦争に反対する愛知県戦没者遺族の会(愛知平和遺族会)が25日結成されました。森前首相の「神の国」発言や、小泉首相の靖国神社参拝、有事法制の動きに、再び戦没者や遺族をつくってはならないと結成にこぎつけました。

 会では、今後、有事法制阻止に全力をあげるとともに、侵略戦争肯定の教科書を許さない運動、靖国神社の政治的利用を許さないなど、平和のための諸活動にとりくむとともに、遺族の交流、戦歴調査、会員の拡大などをすすめていきます。

 結成総会は、名古屋市千種区のルブラ王山で開かれ、20人が参加しました。

 全国組織の平和遺族会の代表や、すでに会を結成している岐阜県や三重県の人たちもかけつけ、愛知の活動への期待を寄せました。

 懇談では、戦争で父を失い、母親とともに辛く苦しい戦後生活を過ごしてきた体験や、いまだに肉身の戦死の状況がわからない家族の思いなど、遺族の悲しみや平和を思う願いが次つぎに出されました。

 世話人代表になった小牧市の梅垣正二さん(77)は「今度の有事法案では、明らかに戦死者が出ます。この状況は、遺族として黙っていられないのです」と話しています。

 愛知平和遺族会の連絡先は、梅恒正二さん=小牧市久保一色1270の7=、電話0568(71)7290。


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