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【02.05.26】党尾張南地区委、市町村合併でシンポ 推進強制に批判や疑問 住民の声どう生かす
2002年5月28日 「しんぶん赤旗」
<写真>パネリストの発言に耳を傾ける参加者=26日、津島市
愛知県の日本共産党尾張南地区委員会は26日、市町村合併問題を考えるシンポジウムを津島市の勤労福祉会館で開きました。参加者は170人を超え、満員。自治体幹部や、保守系地方議員の姿も目立ちました。
パネリストは、美和町議の石塚吾歩路氏、県海部事務所の山田登志男氏と、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員、三宮十五郎弥富町議。
石塚氏は合併推進の立場から、子どもや孫の時代のためにも、合併による「効率化」で財政改善などをすすめるべきだと主張。三宮氏は、先行して合併した自治体が公共事業優先で異常な借金増をさせているケースもあげ、押し付け合併のあり方を批判しました。
山田氏は、国の合併推進施策と同一歩調の県の対応を説明しました。
佐々木氏は「自治体は住民から見えるところにあるべきです。住民の真の声が反映するまちをどうつくるかが課題です」と強調しました。
参加者からは「合併で住民のための施策の水準がどうなるのか。具体的に知らせるべきだ」など、合併推進の動きへの疑問や批判が相次ぎました。