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【02.05.19】碧海5市合併問題 考える会催しに200人
2002年5月21日 「しんぶん赤旗」
<写真>疑問や自治体のあり方を考える発言が相次いだシンポ=19日、知立市
愛知県の碧海5市(安城市、刈谷市、碧南市、知立市、高浜市)の合併問題を考えるシンポジウムが19日、知立市中央公民館で開かれました。
合併協議会設立を求める住民直接請求署名運動が19日までおこなわれるなど、合併推進の動きも活発な中、労組や民主団体などの参加で結成した碧海5市合併問題を考える会が、あらためて問題を考えてみようと開いたもの。2百人が参加しました。
自治体問題研究所常任理事の池上洋通氏が問題提起。国の押し付け合併政策を批判、「合併を考えるのは、社会をどうするのかに結びついており、それにふさわしい自治体の大きさが問われている」と、地域社会と住民生活のあり方から見る必要を強調しました。
かつての合併でできた自分たちのまちの暮らしが、いまどうなっているかなど、住民の足元から問題を見る大切さも訴えました。
各市の住民や高浜市総務部長などがパネリストとして発言。新日本婦人の会安城支部支部長の村上千枝子さんは「市民が何も知らないのに合併の話がすすんでいるのが問題」とのべました。
会場からは「自治体職員は一生懸命働いているのに“合併で職員削減ができ、大きな節約ができる”など、合併論議は職員減らしの論議が先行している気がする」との発言も出されました。