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【02.05.19】障害者雇用促進を 当事者の手で「すすめる会」結成総会
2002年5月21日 「しんぶん赤旗」
<写真>「すすめる会」の結成総会=19日、名古屋市北区生涯教育センター
当事者自らが取り組もうと「障害者の雇用をすすめる会」の結成総会が19日、名古屋市内で開かれました。
愛知県内の障害者団体や弁護士が呼びかけたもので、約20人が参加。
障害者雇用促進法は「法定雇用率」を企業に課しているものの、大企業ほど達成率が低く、さらに、不況で中小企業が倒産し、受け皿が減っています。
集会では、「働きたい」という当然の思いに反して、障害のある人の就職は困難の度を増している実態が報告されました。
「すすめる会」の梅尾朱美代表は、「障害者の就労率の低さは深刻です。一番の理由は、国・厚労省が障害者の職域や職種を広げること、雇用を守ることに怠慢だからです。誇りと喜びのために力を尽くしたい」と述べました。
人権問題として、世論を広げるため、東京、大阪とともに障害者の雇用促進裁判(株主代表者訴訟)をめざし、雇用の拡大を目指す取り組みを行うとの行動提起を採択しました。