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小牧 水道料金値上げ回避
市当局表明 共産党の提案実る
2002年3月25日 「しんぶん赤旗」
愛知県小牧市は3月議会で、水道の新規加入者が支払う分担金(13ミリで7万9千円、20ミリで15万8千円)を収益収入へ入れることを決めました。水道会計は2000年に1億2千万円の赤字を出しましたが、01年度、02年度の分担金合計約2億5千万円を収益収入へ入れることで、水道料金の当面の値上げを回避できました。
市は、96年に水道料金を23.8%値上げしましたが、5年ごとに値上げをしなければ赤字になるとしていました。長良川河口堰(ぜき)建設の影響で愛知県水が2000年に値上げされ、さらに02年にも値上げされるために、水道会計は圧迫される一方です。
愛知県内では、分担金を資本収入に入れるのが一般的ですが、党市議団の調査で、全国の6割の自治体は分担金を収益収入にいれていること、使う目的によって収益収入、資本収入のどちらに入れてもよいことが分かりました。昨年の12月議会では竹内さとみ市議が、同市の水道普及率はすでに99.8%となっていることを理由に分担金を施設拡充のための資本収入ではなく収益として扱い、水道会計の赤字を防ぎ、料金値上げを防ぐよう提案していました。