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日本共産党名古屋市議団 初の予算組み替え案発表

万博、空港などのムダ削れば

福祉・暮らし潤い借金も減少

2002年3月15日 「しんぶん赤旗」

 日本共産党名古屋市議 団(村瀬たつじ団長)は14日、市の新年度予算案に対する組み替え案を発表し、松原武久市長に提出しました。

 万博・空港など大型開発優先から市民生活優先に切りかえるもの。同市議団が予算組み替え案を提出したのは初めてです。

 組み替え案では、一般会計で不要不急の大型公共事業を減らし、歳出を447億9700万円削減、福祉、教育など52億3500万円を増やします。

 浪費とムダを削り一般財源で173億3100万円を生み出し、増収による19億2200百万円と合わせて、医療切り下げや保育料など公共料金値上げ・有料化をやめます。

 福祉・暮らしの財源を確保しながら財政再建に踏み出すため、大型公共事業を中心に投資的経費を削減、生活改善型公共事業の増との差し引きで市債を206億4800万円減額。市債発行額は2001年度より104億300万円減ります。

 公共料金の値上げや職員削減を前提にした初めての「財政健全化債」の発行をやめるなどの内容となっています。

【歳出の削減・21項目】万博推進費17億円、空港関連40億円、サイエンスパーク建設122億円など。

【歳出の増額・21項目】老人医療費助成の現行どおり実施1億円、所得制限なしで通院入院とも就学前まで乳幼児医療費無料化10億円、学童保育を午後6時まで延長など1億5000万円、小学校30人学級の順次拡大6000万円など。

【歳入増額】資本金10億円を超える企業への法人税超過課税などで19億円。

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