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「人らしい生き方できる社会か?」 ホームレス問題を考えるシンポ
2002年2月3日 「しんぶん赤旗」
小泉内閣のもと、長引く不況で、野宿を強いられる人の姿が増える名古屋市で3日、日本共産党国会議員団愛知県事務所、同愛知県議団、同名古屋市議団は、「ホームレス問題を考えるシンポジウム」を開きました。一般市民、当事者やボランティアの若者ら約130人が参加。八田ひろ子参院議員、東京・台東区の杉山光男区議も参加しました。
野宿生活者にかかわる専門家を招き、それぞれの立場で発言。名古屋市から委託をうけ、実態調査した愛知県立大学の藤田博仁講師は、「私たちは(野宿生活者を)排除していないか?それと決別する街づくりや住宅を提供する行政の施策が必要」と指摘しました。
参加者からは「ホームレスとはなんなのか。個人の問題に思える」と率直な質問も。
笹島診療所のソーシャルワーカー藤井克彦さんは、「行政は、実態を調べ、情報提供し、偏見をなくすべき」だと訴えました。
日本共産党の瀬古由起子衆院議員は、「日本の資本主義はルールがなく、労働者の使い捨てが横行している。ホームレス問題は、『人らしい生き方ができる社会か?』を問うもの」と述べました。