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【03.03.16】議席めざして「住民こそ主人公」の地方政治を(林のぶとしさん)

県議選南区(定数3)多彩な活動、行動する県議 林のぶとしさん

3月16日「愛知民報」


”やろまい県政改革”2期目当選へ区内駆ける

 予算議会が休みの土曜日。朝9時から夕方6時まで自転車で南区内を駆けめぐり、11カ所で街頭議会報告をこなした林さん。“行動する県議”という評判どおり、素早い街頭行動は神出鬼没。「県民の命と暮らしをおびやかす自民・公明の悪政に黙っておれない。イラク戦争反対、健保3割負担中止を」と訴えています。

公約を果たす

 「日本共産党が議会に出れば、住民運動と結んで県政を動かすことができることを実証できた」。前回県議選で悲願の初議席を獲得。情報公開、福祉充実、天白川改修など公約した5項目はこの4年間でそれぞれ前進をつくりました。

 海上の森を壊す万博関連の開発計画、幡豆町での空港関連土砂採取事業を中止に追い込みました。

 乳幼児の医療費は、3歳未満から4歳未満までに無料対象をひろげました。原告住民が実質勝訴した名古屋あおぞら裁判では、和解条項の実施を県に約束させました。県議会のすべての委員会は一般県民が傍聴できるようになりました。

 南区内の天白川堤防。工事が急ピッチですすんでいます。区内では04年度に工事が完了する見通しです。

 2000年9月の東海豪雨。名古屋市南区の天白川沿いでは、避難勧告が出たときにはすでに冠水、高齢者や介護の必要なお年寄りが置き去りにされていました。林さんは災害救援ボランティアとして浸水地域に入り、腰まで水に漬かって孤立した被災者に食料を配って回りました。

 河川改修予算を削減しつづけてきた「オール与党」県政にたいする怒り。林さんは東海豪雨直後の県議会で質問に立ち、神田県政を批判、天白川、新川の改修、災害弱者の支援体制の確立など都市型災害への対応を強く求めました。

 県が管理する河川の改修は林さん、市の仕事となる雨水対策は村瀬たつじ市議という“県・市コンビ”。その連携が南区の水害対策の強化に威力を発揮しています。

 県の新年度予算案には自閉症・発達障害支援センターの新設、ハンセン病の実態調査と啓発パンフの作成も盛り込まれました。いずれも昨年12月県議会で林さんが主張したものです。

 この2月県議会では、名古屋市営地下鉄の火災対策強化と県の支援を要求し、前向きの答弁を得ました。

新分野に挑戦

 「汗して前進」「地球的に考え、地域的に行動」がモットー。

 昨年5月、県内では絶滅の恐れのあるツキノワグマが28年ぶりに出現し、射殺されてしまいました。林さんは、さっそく稲武町の現場にかけつけました。

 町長や地元民、専門家の意見を聞き、「人との共生を」と議会で対策を求めました。マスコミの注目を集め、県は事故防止とクマ保護の両立をはかる対応マニュアルを作成しました。

 瀬戸市の産業廃棄物処理施設計画では、「蛇ケ洞川のオオサンショウウオを守れ」と住民団体といっしょに運動して建設不許可に追い込むことができました。

 設楽ダム建設予定地に生息する淡水魚ネコギギや木曽岬干拓地の猛きん類チュウヒの保護を県に求めるなど野生生物保護は県議会で林さんの独壇場です。「野生生物の危機は人間の危機」という認識からです。

 「子どもまで携帯電話を持つ生活スタイルは、人類史上初めてのこと。電磁波の人体への影響を環境問題としてとらえる必要があるのではないか」――。昨年12月には、携帯電話から出る電磁波問題を取り上げ、県の対応を求めました。

 林さんの質問を受け、県は電磁波問題の担当部局を決めました。

 県当局もしばしば答弁不能に陥る中部国際空港問題の追及や福祉・医療、環境・衛生、中小企業の育成、そして新分野の課題にも果敢に挑む林議員には、他党のベテラン議員も「論客」と一目おきます。

 

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