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【03.03.16】平和・暮らしの願いあつめ、日本共産党の勝利かならず−志位和夫委員長が訴え 名古屋市公会堂に4000人

3月16日「しんぶん赤旗」

 いっせい地方選の愛知県議選、名古屋市議選で躍進を目指す日本共産党愛知県委員会は15日、志位和夫委員長を迎え、大演説会を名古屋市公会堂で開きました。4000人が参加しました。

 同県委員会は、県議選では現有3議席から全常任委員会参加が可能になる8議席へ、名古屋市議選では現有10議席から16行政区全区の議席獲得へと総力をあげています。会場は大ホールなど主要な部屋を借り切り、入りきれないホールではフロァーまで聴衆が溢れました。4階ホールでは大型スクリーン、各部屋ではモニターテレビが模様を映し出しました

 志位委員長は、平和、暮らし、地方政治の3つの角度から自民党政治のゆきづまりを告発。そのすべてで国民の立場から展望を示し、実現のために行動している日本共産党の値打ちと役割を縦横に語りました。

 イラク攻撃反対のために展開した党の野党外交を紹介し、「戦争をくいとめる平和の願いをどうか日本共産党へ」と訴え。内政でも党の「四つの緊急要求」が広い国民の共通の旗印となる奥深い変化を示し、「国民負担増をやめさせるために力をあわせましょう」とよびかけると拍手がわきおこりました。

 地方政治の問題で志位氏は、福祉、医療、教育など暮らしを守る仕事で愛知県が全国最低クラスに位置するにもかかわらず、自民党県政は福祉関係補助金の3割削減(99年)、入院給食費の補助打ち切り(2000年)など県独自の施策を次つぎ切り捨て、名古屋市も競うように国保の世帯主給付削減などを強行していると告発。「この動きにストップをかけ、切り捨てられた福祉・医療の制度をとり戻し、住民の願いにこたえた充実をはかる――どうかこの願いを日本共産党にたくしてください」と訴えました。

 知事が”不可避、急げ”とする愛知万博、中部空港という2大プロジェクトについて、「今からでも中止できる」と強調。東京臨海副都心での世界都市博覧会は10ヵ月前、フランスのパリ国際博覧会は開催1年9ヵ月前に中止決定がされた例を紹介し、05年3月開催の愛知万博はまだ丸々2年以上あること、万博を中止すれば、中部空港もその関連事業も急ぐ必要がなくなり、見直し、中止の道が開かれることを強調しました。

 志位氏は、「オール与党」がこぞって賛成して強行した福祉医療制度への一部負担金導入に、正面から反対し、いったん強行された改悪を撤回させた日本共産党の県議団の奮闘について、「全国でみても、切り捨てられた福祉をとり戻したとりくみはなかなかない。すばらしいものです」と強調。一部負担金導入には市町村も反対し、県も01年度以降は一部負担金の導入は断念せざるをえなくなったとのべ、「この力をさらに大きく伸ばしてください」と訴えました。

 県、市町村議員選挙をたたかう各候補も壇上に勢ぞろいし、大きな激励の拍手を受けました。決意表明に立った村瀬たつじ名古屋市議団長は「オール与党市政は、愛知万博、中部国際空港などにお金を注ぎ込み、敬老パスなど市民の宝を奪い去ろうとしています。このような勢力に216万市民の運命は任せられません」ときっぱり。同じく、きしの知子県議団長も「大型公共事業にブレーキの効かないのが今の県政です。これでは福祉が押しつぶされます。これにブレーキをかけてきたのが日本共産党です。大きな無駄遣いの県政の切り替えを日本共産党とともにすすめましょう」と力を込めて訴えました。八田ひろ子参院議員が開会あいさつ。瀬古由起子衆院議員も決意を語りました。

 志位委員長は、このあと同会場内で行われた青年の集いで入党を呼びかけました。

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