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【03.03.14】地下鉄火災の対策を−県議会 林のぶとし県議が県に支援求める

3月14日「しんぶん赤旗」

 日本共産党の林のぶとし愛知県議は7日、県議会本会議で議案質疑に立ち、県にたいし名古屋市営地下鉄の火災対策への支援強化を求めました。

 韓国で起きた地下鉄放火事件を契機に、名古屋市の地下鉄の火災対策の不備が浮かび上がりました。旧運輸省は1975年に「地下鉄道の火災対策の基準」を鉄道事業者に示しましたが、名古屋市の地下鉄の東山線や名城線は同基準以前に建設しており、ほとんどの駅が排煙設備の未設置など基準不適合の状態となっています。

 林県議は、調査した市役所駅や伝馬町駅の実態を示し、県が名古屋市に出している「高速度鉄道事業補助金」を増額し、地下鉄の火災対策が少なくとも国の基準に適合するよう駅の改修など支援を要求しました。

 県の伊藤敏雄企画振興部長は「県の補助は新線建設だけでなく、駅施設の改良工事も対象にしている。今後の市の取り組み状況を踏まえ予算の範囲内で適切に対処する」と答弁しました。

 

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