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【05.04.24】環境万博になぜ軍艦 名古屋港の軍事利用反対 
平和団体などが抗議行動

4月24日「愛知民報」

オーストラリアのフリゲート艦「キャンベラ」入港に抗議する人たち=19日、名古屋市港区 オーストラリア海軍のフリゲート艦「キャンベラ」(4100トン)が19日、海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」(4550トン)をともなって名古屋港に入港しました。

 オーストラリア軍艦の寄港目的は、愛知万博のオーストラリア・ナショナルデー(4月21日)にあわせ「国際親善」のためとされます。海上自衛隊員とのスポーツ交歓や艦内の一般公開をおこなうとしています。

 オーストラリアは、イラク戦争に参加しアメリカ、イギリスに次ぐ大部隊を派兵しています。
 戦争協力しているオーストリア艦の入港は、平和な貿易港である名古屋港にそぐわないと入港に抗議して「平和と憲法を守る港区連絡会」の呼びかけで19日夕、名古屋港ガーデン埠頭で抗議集会が開かれました。

 これには「NO・WAR」「イラク戦争反対」などと書いたノボリを持った人たち150人が参加しました。

 港区連絡会代表委員の福田義彦さんは「名古屋港は商業港であり、絶対に軍港にしてはならない」と訴えました。日本共産党の山口清明名古屋市議が連帯のあいさつをしました。

オーストラリアのフリゲート艦「キャンベラ」

◆入港拒否を博覧会協会へ申し入れ

 「平和と憲法を守る港区連絡会」、安保破棄諸要求貫徹愛知県実行委員会など5団体は入港に先立つ18日、日本博覧会協会に「環境博に軍艦はふさわしくない。入港を拒否し、軍艦関係者を万博に招待しないように」と申し入れました。同5団体は15日、名古屋港管理組合(管理者・神田真秋愛知県知事)にも入港を拒否するよう申し入れました。

 日本共産党名古屋市議団は18日、名古屋港管理組合に入港拒否を申し入れました。同市議団は愛知万博関連というなら戦争目的の軍艦でなく、自然エネルギーを最大限にいかす帆船の寄港などにもっと力を入れ、万博のテーマである「自然の叡智」を名古屋から発信すべきとのべています。

 

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