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【05.03.13】現場主義で市政動かす 庁舎移転新築のムダ遣いストップ
「よくやってくれた」と市民 基地のまち「憲法9条まもる力」
日本共産党小牧市議団
3月13日「愛知民報」
日本共産党小牧市議団が活動している同市は、名古屋市の北方にある人口15万人の都市。年間製造品出荷額が1兆円を超える工業都市です。名古屋空港の隣接地にイラクにC130H輸送機を派遣している航空自衛隊小牧基地がある基地のまちでもあります。
市議会は定数30。保守系の新政会14人、日本共産党、自民党、公明党が各4人、民主党系無所属1人。唯一野党の日本共産党は行政の監視役、市民要求実現の推進役として市議会になくてはならない存在です。
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小牧市では県内屈指の財政力を背景に“ハコモノ行政”が続いています。史跡小牧山の南側にある市役所の庁舎は将来、ここで建て替える計画でした。それが突然、名鉄小牧駅西地区への移転・新築に変りました。駅西開発の行き詰まりを打開するのがねらいでした。
日本共産党市議団は「不況のなか、新庁舎建設より暮らし応援を」と訴え、市議補選で日本共産党の森秀美さんが当選。反対世論が盛り上がりました。与党のなかからも市長の進め方に議会軽視の声が上がり、移転計画は白紙となりました。
楠孝一市議団長が「これがあるからうちがある」と評価しているのが市議団発行の地域新聞「民報こまき」。市庁舎問題で、「民報にやられた」と市長に言わせたほどの威力を発揮しました。
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市議団のモットーは現場主義。行政側は、「耐震診断はしなくもいい。国の基準にない」と保育園の地震対策に消極的でした。市議団が市立保育園の地震対策を調査したところ、タンスや本棚が転倒防止のため荷造り用のビニールひもでくくりつけられている状態でした。議会質問で実態をつきつけ地震対策を迫りました。
新年度予算には保育園、小・中学校、児童館の家具転倒防止措置、ガラス飛散防止フィルムの予算が計上されました。
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市議団は、市当局や他会派も納得する建設的提案を心がけています。
地下水汚染が原因で、県営水道用水への依存度が高まり、水道会計の負担増が問題になったとき、市議団は実際の給水量を上回る契約水量の減量を県に申し入れるよう提案しました。これが実現し、年間約4千5百万円の節約になりました。
福祉、教育は、3人の女性議員をもつ日本共産党市議団の独壇場です。
保育料20年間据え置き、全園での乳児・長時間保育、6歳児までの子どもの医療費無料化、全小学校区で公設公営の学童保育、小・中学校の教室への暖房・扇風機設置が実現しました。
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中部国際空港開港後、名古屋空港は県営小型機飛行場に変りましたが、利用主体は自衛隊機。
政府は2006年度から小牧基地に空中給油・輸送機を4機配備し、日米軍事同盟のグローバル化に対応した自衛隊の海外派兵体制を強化しようとしています。市は空中給油機配備を容認しています。
自衛隊機の事故や騒音を体験している市民は基地強化に不安を持ち、市議会で正面から基地・平和問題を取り上げる日本共産党に期待しています。
憲法9条を生かし平和な小牧市づくりに取り組む日本共産党市議団の役割が大事になっています。
楠孝一議員は、「憲法生かし市民本位の市政をすすめるためにも、最大の課題は小牧で強く大きな日本共産党を建設することです」と抱負を語っています。