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【05.03.06】職場新聞「電力ニュース」と電力職場事情 
日本共産党愛知県中部電力委員会

3月6日「愛知民報」

 中部電力では、創立以来かつてなかった大規模な「合理化」が進められています。労働者と労働運動が長年かかって築いてきた労働条件が根こそぎ改悪されています。

 「当社の賃金、労働条件はお客様である近隣の企業と比較して優位にある。これでは理解が得られない」。これがここ数年の会社の言い分でした。

 ところが最近は「労働基準法の水準よりもまだ優位にある」という言い方に変化してきています。これが特徴の一つです。労働条件切り下げの攻撃が「競争の本格化に対応できる強靭な企業へ」「さらなるコスト低減を」という思想攻撃とあわせて、社内報や労組機関紙などで日々湯水のように労働者の頭上にそそがれています。

 これに対抗するのが「電力ニュース」をはじめとする日本共産党が発行している職場新聞です。物量的に劣勢であることは否めませんが、労働者の中に根強い支持があり、労働者のたたかいを励ましていることも事実です。

 職場新聞がヒットし、たたかいが盛り上がり、会社から譲歩を引き出したときは、ヤンキースの松井秀喜選手の連続ホームランを見るような痛快な気分になります。

 「この説明では彼らにつけ込まれる」。これは労使交渉での組合幹部の発言です。「彼ら」とは「電力ニュース」のこと。職場新聞が会社にとっても、組合にとっても気になる存在であることは事実のようです。

 先日も、ある青年労働者から職場新聞への返信がありました。「生活は苦しい」「忙しい。人が足りない。サービス残業がある」など深刻な職場実態を伝えてきました。職場労働者の切実な要求に応えるのが職場新聞の使命と考えています。

 労働者の権利とくらし守るため、会社の攻撃をはねかえし、最終的には会社「合理化」案が撤回されるよう労働者を励ますことと思っています。このことを肝に銘じて、これからも「電力ニュース」を発行していく決意です。

 

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