HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >
【04.11.13】愛同食・フジチクの牛肉偽装事件
県の責任重大、疑惑解明を 日本共産党愛知県委員会が知事に申し入れ
11月13日「しんぶん赤旗」
日本共産党愛知県委員会は12日、愛知県同和食肉事業協同組合(愛同食)・フジチクの牛肉偽装事件で、県にも重大な責任があるとして、神田真秋知事に、利権の一掃、公正なガラス張り県政を求める申し入れをしました。主な内容は次の通り。
(1) 不正疑惑は、2002年ごろから取りざたされていた。県は中小企業組合法で愛同食への検査、指導の権限があるのにしてこなかった。経過と責任を明確にしすべきだ。
(2) フジチク元社長の藤村芳治容疑者が支配する愛食(愛知食肉卸売市場協同組合)は、卸売市場開設のため、1978、79年に県を通じ24億円の高度化融資を受けたが、いまだ返済されていない。愛食は卸売業務の営業権を59億円で名古屋市の第3セクター、名古屋食肉市場株式会社(名食)に譲渡した。59億円は公的融資だが積算根拠は不明だ。公的資金を投入しながら、未返済を放置してきた県の責任は重大だ。
(3) 愛食が建設した中部食肉部分肉センターへの補助金27億8000万円も厳正な評価を。
(4) 愛食の名食への営業権譲渡は、県の食肉卸売市場統合計画に沿ったものだが、計画策定に藤村容疑者が関与している。新市場建設に、「解同」(部落解放同盟)関係団体・企業のかかわりが指摘されており、県は利権あさりを許さない体制の確立を。